古布で綴る物語

紫陽花と蛙 手提げ(2013)

かえるの合掌

かえるのうたが
きこえてくるよ
クヮ クヮ クヮ クヮ
ゲロゲロゲロゲロ
クヮクヮクヮ


雨が降る中、紫陽花の下で、蛙たちが過ごしています。
蛙を鳥獣戯画のように生き生きと描いている作品です。
蛙は小見山が愛した小さな生き物の一つで、夏の作品の中では度々登場しております。

紫陽花の下で雨宿りしている蛙の夫婦。右の蛙は桶に入ったおたまじゃくしを運んでいます。
バッグの裏では、蛙が魚釣りをしています。
バッグの底では、蛙がスイスイと泳いでいます。足が生えてきたおたまじゃくしも蛙の後をついていきます。
仕事部屋からの風景。
収集した蛙のグッズは、アンティークから普段使う文房具まで様々で、生徒さんからのプレゼントも沢山あったことかと思います。

青や紫、ピンクのグラデーションの小さな絞りで作った花びらをたくさん寄せ集めた紫陽花は、雨をテーマにした作品を彩る定番のモチーフです。
蛙やカタツムリもこの季節には、賑やかに登場しております。梅雨の季節もどうぞお楽しみください。

「古布で綴る物語」では、メッセージとともに、使用している布のこと、制作アイデア、作品に込められた思いなどについてお届けします。

Jun.25.2022)

info@nobue-komiyama.com

各種お問い合わせは、メールにてご連絡ください。