古布で綴る物語

誕生のお祝い

猫村に9匹の赤ちゃんが誕生しました。
名前は
「たま」「ごん」「ちび」「くろ」「茶々」「どん」「みい」「ぶち」。
たくさんの親戚や友人達が集まり お披露目です。
祝い 祝われ もてなし もてなされ
食べたり 食べさせたり
みんな とても幸せそう。
ねずみ達もご挨拶にやってきました。

周りを囲む柄布は帯を使用しています。鶴が舞っているおめでたい柄です。お誕生のお披露目のお祝いということで「お食い初め」の頃でしょうか。沢山のご馳走を囲み、乾杯する猫達の賑やかな宴が描かれています。猫達の仕草や表情、建具から調度品、ご馳走やお祝いの品々など、古布の柄や特徴を生かした見どころが沢山あります。

ネズミもご挨拶「猫の首に鈴」
お祝いは「猫に小判」
小さい子には「お子様ランチ」

猫の村は、信枝が擬人化した猫達をモチーフとした作品を制作するうちに、自然と生まれてきた空想の世界です。信枝の作品群の中では「猫村」というタイトルが付けられています。
タペストリー作品では「猫村」はシリーズ化され、春夏秋冬や季節の行事が描かれています。
また、擬人化した猫達はバッグやポーチの作品でも見ることができます。それは猫村かもしれませんし、猫町のことかもしれません。猫達が織りなす懐かしくて、愛おしい世界をお楽しみください。

「古布で綴る物語」では、メッセージとともに、使用している布のこと、制作アイデア、作品に込められた思いなどについてお届けします。

Apr.15.2021

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