古布で綴る物語
晩秋の忙しい一日
落ち葉を集めて焚き火 白菜を漬けて 干し柿を作り 少々早いけど障子も張り替えて 招き猫も磨き 呉服屋さんに晴れ着の注文をして 日々の何気ない暮らしに感謝です
詩:小見山信枝
秋も深まり、冬支度で忙しい猫村の様子を描いています。
猫の手も借りたいと言いますが、猫村ではねずみの手を借りています。
焚き火の中では、ホカホカの焼き芋ができました。皆で美味しくいただきます。
猫の村は、信枝が擬人化した猫達をモチーフとした作品を制作するうちに、自然と生まれてきた空想の世界です。信枝の作品群の中では「猫村」というタイトルが付けられています。
「猫村」では信枝のタペストリーの中ではシリーズ化され、春夏秋冬や季節の行事が描かれています。
また、擬人化した猫達はバッグやポーチなどでも見ることができます。それは猫村かもしれませんし、猫町のことかもしれません。
猫達が織りなす懐かしくて、愛おしい世界をどうぞお楽しみください。
「古布で綴る物語」では、メッセージとともに、使用している布のこと、制作アイデア、作品に込められた思いなどについてお届けします。
(Nov.2.2021)