古布で綴る物語

「晩秋の忙しい一日〜ねずみの手も借りたい〜」タペストリー(2011)

晩秋の忙しい一日

落ち葉を集めて焚き火
白菜を漬けて 干し柿を作り
少々早いけど障子も張り替えて 招き猫も磨き
呉服屋さんに晴れ着の注文をして
日々の何気ない暮らしに感謝です

詩:小見山信枝

秋も深まり、冬支度で忙しい猫村の様子を描いています。
猫の手も借りたいと言いますが、猫村ではねずみの手を借りています。
焚き火の中では、ホカホカの焼き芋ができました。皆で美味しくいただきます。

背景には紅葉の柄を活かして、落ち葉を表現しています。
呉服屋の図案を使ってポーチに仕立てました。


猫の村は、信枝が擬人化した猫達をモチーフとした作品を制作するうちに、自然と生まれてきた空想の世界です。信枝の作品群の中では「猫村」というタイトルが付けられています。
「猫村」では信枝のタペストリーの中ではシリーズ化され、春夏秋冬や季節の行事が描かれています。

また、擬人化した猫達はバッグやポーチなどでも見ることができます。それは猫村かもしれませんし、猫町のことかもしれません。

猫達が織りなす懐かしくて、愛おしい世界をどうぞお楽しみください。

「古布で綴る物語」では、メッセージとともに、使用している布のこと、制作アイデア、作品に込められた思いなどについてお届けします。

Nov.2.2021

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